2010年08月22日

唐山大地震

2010年7月公開。

北海道ブームを巻き起こした「非誠勿擾」でも知られる馮小剛の監督作品。

24万人というものすごい数の犠牲者を出した大地震をもとにした映画。
地震は76年に河北省唐山市で実際に起きた。
映画は生き残った7歳の少女とその家族の物語。
悲惨な話ではあるけれど、あたたかく強い感情に包まれる。

唐山大地震2.jpg
写真:http://news.xinhuanet.com/ent/2010-04/14/content_13350730.htmより

(以下ネタばれあり)
双子の子供のうちどちらを助けるかを迫られる母親。
苦渋の末、弟を選択するのだけれど、娘に対するすまない気持ちはいつも心の中にある。

杭州で成功した息子(助けられた弟)が母親に杭州に来ることをすすめても、母親は唐山には夫と娘がいるからと、唐山から離れることを拒否する。

一方、姉も死体の中で奇跡的に息をふきかえすが、そのときにはすでに母親は(娘は死んだものと思って)立ち去っていた。生き残った少女(YaYa、王登)は解放軍の義父母に育てられるが、「救弟弟(弟を助けて)」と言った母親の言葉を忘れようとしても忘れられないと訴える。
そんなYaYaに「血の繋がった家族は永遠に家族だ」という義父。

32年後の四川大地震。救出活動をするボランティアが二次災害に遭わないように瓦礫の下敷きになった娘の脚を切ってくれと言う母親の言葉。

離ればなれになっていた姉弟はお互いに四川地震のボランティアに来ていて再会し、登は実の母親に会いに行く。

死んだと思っていた娘にかけた最初の言葉「(お母さんは)嘘は言わない」。
それは地震の起きる前に言った言葉に呼応して、母親がどんなふうに32年を生きてきたのかを物語り、泣かずにはいられない。
地震が起きる前夜、ひとつしかないトマトを「弟にあげて」と母は言った。姉が「私も欲しい」というと「明日買ってあげるから」と母はいい、姉は「嘘つかないでね」と念を押す。でもそのあとに地震が起きたので、母は姉にトマトをあげることができなかった。32年ぶりに再会したとき、そのトマトが置かれていた。

悲惨な話ではあるけれど、生き延びた姉も弟もどちらもいい暮らしができているのがちょっと救い。
posted by chinausa at 15:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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