2008年05月25日

新疆への旅(ウルムチからカナスへ) 2007年8月 3.ブルチン〜カナス(喀納斯)

朝、運転手に「五彩灘」を見たいと言う。旅行日程にはきのう行くようなことを書いてあったけど行かなかったから聞いてみた。中国では主張しないと、それをしなかった方が悪いみたいな風潮がある。案の定、運転手は「五彩灘」に行くなんて話は聞いてないと言い、300元くれれば行くと言う。文句を言おうかとも思ったけど、ここでごねるより300元払って運転手を気分よくさせておく方がこの先いろいろ頼みやすくなると思い、すんなり払った。ボクも甘いな。

「向日葵畑」に目を奪われる。黄色い花が一面に広がっている。子供のころ、「ずっと続く向日葵畑」が見たいと思っていたから夢がまたひとつかなった。ここはロシアに近いからな。子供の頃に見た向日葵畑の写真はロシアの風景だった

530 ブルチンからアルタイ#.jpg

五彩灘では天気に恵まれた。青い空と心地よい風があると気分が断然よくなる。
人はまばらで見晴らしのいい高台を独り占め。そこに立つと風がからだを透り抜けて行く感じがした。いろいろなものが浄化されていく感じ。そうして気持ちが解放される。

193 五彩灘#.jpg

カナス(喀納斯)まで168キロという標識。まだまだ遠い。

かなり走った後、岩山をひとつ越える。そして眼下に静かな村が広がっていた。岩山に鎖された神秘の村。そんなイメージが頭の中に広がっていよいよカナスにやってきたと思ったけど、車はとまらない。村の脇を通り越してどんどんすすんでいく。カナスだと思った村は実はそうではなかった。そしてまたひとつ大きな山を越える。

2つめの山を越えるときれいな草原が広がってきた。牛や馬や駱駝がいてパオがあって、どこまでも続く草原。

239 ブルチン〜カナス#.jpg

きれいな場所を中国語では「童話」といった表現をするけど、まさに「童話」のような世界。「アルプスの少女ハイジ」になったような気分。しかも青い空が広がっていて。

253 ブルチン〜カナス#.jpg

そして3つめのなだらかな山を越えたあと、カナス(喀納斯)にやってきた。

ホテルにチェックインした後、すぐにカナス湖へ。入り口で入場料と専用バスの料金を払って入るのは九寨溝と同じ。チケット売り場は混んでいてぼんやりしているとどんどん横から入られてしまう。

中に入ってから最初のビューポイントまで20キロ近く。なかなか遠い。
最初の印象は九寨溝に似ている。川の色もエメラルドグリーンに乳白色を加えたクリームソーダのような色。

(つづく)
posted by chinausa at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 新疆・カナス湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月18日

新疆への旅(ウルムチからカナスへ) 2007年8月 2.ジュンガル盆地・アルタイ

8時にTOYOTAのランクルが迎えに来た。まず水を買いに。砂漠地帯を走るから水は絶対必要なんだ。
のろのろ運転しているので何をしているのかと思いきや、どうも水を売っている店を探しているらしい。朝早いのでまだ店が開いていないから。そんなことはわかっていたはずなのに、大丈夫か?この運転手。

今日はウルムチからアルタイまでジュンガル盆地を横断する700キロの旅。

040 ジュンガル盆地-1#.jpg

ジュンガル盆地は砂漠というよりサバンナ。今年は雨が多いせいだと言っていたけど、けっこう緑が多い。

058 ジュンガル盆地-2#.jpg

風景は刻々と変化する。ずっと同じような風景かと覚悟していたが見ていて飽きない。

焼け焦げたような岩があったり、

054 ジュンガル盆地-3#.jpg

突然土の色が変わって、一面赤くなったり。それにしても赤い。

069 ジュンガル盆地-4#.jpg

あるいは油田があったり。
油田というと火を吹き上げているような櫓のようなものを想像するのだけれど、井戸のような機械があちこちあるだけ。なんか油田のような感じがしない。

042 ジュンガル盆地 油田#.jpg

野性の馬に出会った。野性の馬を見るのは初めてで感動。一頭が駆ける。そういえば放牧されている馬は走っているのを見たことがないな。力強い走り。

070 ジュンガル盆地 野生の馬#.jpg

昼食は途中の町でラグメンを食べる。まあまあいける。

073 ジュンガル盆地 ラグメン#.jpg

車で移動中のトイレは自然のトイレ。どこでも好き勝手に停めて用を足せるから気楽といえば気楽だが女性には無理だな、と思う。
砂漠は風が強い。だから砂丘ができるのだと改めて思う。車で走っているときも絶えず車のボンネットカバーががたがたゆれていて今にもそれが外れてとんできそうで怖くなる。それはさておき、強風の中で用を足すのはなかなか難しい。たまたま囲いのあるトイレがあって風をよけるために入ったが大腸菌の温床のようなあまりにも臭くて汚く、1秒でも居たくない場所。だけど、外だととても用が足せないのでしかたがない。その中にいてさえ吹き上げる風で排出した液体が顔にかかりそうになる。

砂漠を走っている間、なぜか「月の砂漠」が頭の中を流れる。実際、駱駝もいるし。

093 ジュンガル盆地駱駝#.jpg

アルタイ着。9時間ほどかかった。

158 アルタイ 解放路#.jpg

ホテルにチェックインしたあとまたすぐ散歩へ。
通りで果物を買う。ぶどうと新疆梨とミニ林檎。ホテルにもどって洗って食べた。ぶどうは硬くてちょっと期待はずれだったが新疆梨はおいしかった。甘い。

綿菓子売りに会った。懐かしい。日本ではお祭りのときぐらいしか見なくなったけど、こんなところで綿菓子売りに出会うとは。

152 アルタイ綿菓子売り#.jpg

ちょっと路地に入ると、ビリヤードを興じる人たち。
田舎に行くとなぜか店先でみんなビリヤードやっている。どうしてこんなにビリヤードが全国各地で流行っているのか、謎のひとつ。
ビリヤードは中国語だと卓球だから、中国に来た最初のころはやたらピンポンをやる場所が多いなって思ったけど、ビリヤード場だったんだよね。

155 アルタイビリヤード#.jpg

今日はアルタイに泊まって、いよいよ明日、カナスへ。
posted by chinausa at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 新疆・カナス湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新疆への旅(ウルムチからカナスへ)2007年8月 1.ウルムチ

39度。機内アナウンスで聞いたウルムチの気温。やっぱり暑いんだ。飛行機を降りて空港のゲートに向かう途中はサウナのような暑さだった。

ホテルに荷物をおいて町をぶらつく。紅山公園の方に歩いていくとさすがにロシアに近いだけあってロシア人かあるいは中近東の人と思うような人がけっこう歩いている。男も女もかっこいい。もちろん大半はそうではないけど。

大通りからちょっと横道へそれると庶民の生活が垣間見られてちょっと楽しい。道で売っている果物が異常においしそうなんだけど、洗わないと食べられないし諦める。

017 ウルムチ 中山路#.jpg

解放南路を歩いていくとイスラム色が強くなっていく。なにかの雑誌に「ウルムチは異国情緒がある街」とあって、最初はヨーロッパの街並みを期待したからどこが異国情緒なんじゃとちょっとがっかりしたけど、異国情緒はイスラム色ってことなんだなとやっと気づく。そう思ってみるとウルムチもなかなか楽しい。ごちゃごちゃした雰囲気。

025 ウルムチ 解放南路#.jpg

夕日がきれい。北京時間9時ごろになってようやく陽が沈み始める。北京との時差は2時間あるらしい。イスラム風の建物と夕日の組み合わせはなかなかいい感じ。そろそろ夕飯を食べるレストランを探さなくては。

028 ウルムチ 龍泉街#.jpg

うまそうなウイグル料理の店を見つけて入る。ポロという代表的なウイグル料理と羊の串焼きを注文。ポロは新疆風炒飯。そしてぶどうジュースを注文。新疆は果物がとにかくおいしいと聞いているからおいしいんだろうなと期待していると、紙パック入りのぶどうジュースがでてきて愕然。しかも1リットル入り。やられた。生ジュースか?って聞けばよかった。ポロはお腹がすいていたせいか干しぶどうが入っていたからかおいしく感じた。でも羊の串焼きが。何本いるかって聞かれて5本って言ったのだけれど1本のばかでかいこと。50センチはあるような鉄串しに刺してある。1本で十分だった。3本まで食べてギブアップ。ぶどうジュースは持ち帰り。

029 ウルムチ 新華南路 ポロ#.jpg

明日はカナスへ向けて出発。
posted by chinausa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 新疆・カナス湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする