2012年12月16日

李自健 「人性与愛(人間性と愛)」展

とき:2012年12月
場所:上海美術館
会期:2012年12月7日〜20日

李自健7#.jpg

人をテーマにした絵画展で、さまざまな人々が連作で描かれている。

懐妊から第二子誕生までを描いた母と子の連作。

李自健1#.jpg

祖母を描いた連作。

李自健4#.jpg

四川大地震後の子供たちを描いた連作。

李自健3#.jpg

いずれもいい絵なのだけど、

「南京大屠殺」は日本人としては嫌な感じがした。

李自健5#.jpg

展覧会自体がプロパガンダ的なものに感じられてしまう。

李自健6#.jpg

posted by chinausa at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月01日

中華藝術宮

2012年11月

万博の中国館が美術館として10月にオープンした。

12年11月中華藝術宮1#.jpg

入るにはインターネットで予約が必要。(予約ができるのは2日後の日にちのみ。土曜は受けつけていない)最初それを知らなくていきなり行ったら入れなかった。日にちと時間を指定して、当日パスポートを持っていけば藝術館の発行所で入場券をくれる。

入場券をもらうのにちょっと並び、

12年11月中華藝術宮2#.jpg

さらに美術館に入るのにちょっと並び、

12年11月中華藝術宮3#.jpg

やっと入場。まあ、並ぶといっても数分だけだけど。

中はかなり広く、最初どこから見たらいいのかちょっと迷う。

12年11月中華藝術宮4#.jpg

とりあえず入ってまっすぐ歩いていく。
中国らしい建国に関連した絵や彫刻があり、それを過ぎると彫刻作品が展示してあるホールがあり、それを囲むように各展示室がある。

1階と2階の展示室には「锦绣中华」という括りで現代の絵画作品がテーマごとに展示されている。
20番の展示室:第一単元:時代华章、第二単元:人文凤貌(人物を描いたもの)
21番の展示室:第三単元:江山多娇(風景を描いたもの)、第四単元:艺彩纷呈(実験的な絵画)
2階の26番の展示室:第5単元:和谐家园(少数民族や動物を描いたもの)

それぞれの展示室にはけっこういいなと思う作品があった。
展示室の中の作品は撮影禁止。
「飲食禁止」「撮影禁止」「大声禁止」などの注意が書かれたプラカードを持った係員が巡回していて、写真を撮った人は注意を受けていた。

20番の展示室でいいなと思った作品。
王沂光の「日月辉映唐古拉」。ちょっと幻想的な絵。
朱乃正の風景画。
喩红の作品。彼女は好きな作家の一人だ。
抑青の「地下鉄」という彫刻作品。地下鉄の中のさまざまな人間模様を捉えたもの。

21番の展示室でいいなと思ったもの。
孙景波、沈行工、丁方、白羽平の風景画。
康剑飞の白黒の点描のような作品。

26番の展示室でいいなと思ったもの
王少伦の「夏日晨曦」という畑にたたずむ女性を描いた作品。
黄铁山の風景画。
丁一林、刘秉江、刘泉义のウイグル人ら少数民族を描いた作品。

22〜25番の展示室には吴冠中らの作品が個別に展示されていた。吴冠中の作品は広州で見たことがあって好きな感じだ。特に具象と抽象の中間的な作品がいい。

カフェでちょっとひと休みして、1〜13の展示室を見に行く。
エレベーターで最上階まで上がる。
1〜10の展示室は「海上生明月」いう括りで、上海の藝術家の作品が展示されていた。
1〜4の展示室は伝統的な絵画。
4番の展示室には任佰年の「群仙祝寿图」という清の時代の作品が照明を落とした特別室に展示されている。
6番の展示室には昔の広告ポスターが展示されている。
金梅生の「春游」といったちょっとピンナップガールポスターのようなセクシーな作品も。
9番の展示室には陈逸飞の代表作「玉堂春暖」が展示されている。
10番の展示室には中国のテレビや映画のアニメが芸術作品として展示されていてちょっと違和感があった。

11〜13番の展示室には世界の美術館から開館の祝儀として貸し出された作品が万博のように展示されていた。大英博物館、アムステルダム国立美術館(Rijksmuseum Amsterdam)、ニューヨークのホイットニー美術館など。中では、先ごろ日本でも展示されたフェルメールの「手紙を読む青衣の女」が目玉かな。

15番と16番の展示室は「上海历史文脉美术创作工程成果展」と題され、毛沢東や江沢民らが描かれた作品が展示されていた。

17番の展示室でオルセー美術館展がやっていたので行ってみる。こちらは有料で20元。入るにはショルダーバッグやハンドバックも含めて手荷物はすべて預けなくてはいけなくて、それを預けるのに長い行列ができていた。
ミレーの落穂拾いとか、クールベの作品とかいくつかいい作品が来ていた。個人的にはカリュロス・デュランの作品を見られたのがよかった。中国の展示のテーマは面白い。今回は「子供の絵」といったテーマで子供が描かれた絵を集めて展示しているコーナーがあった。

画集がブックストアに売っているという案内があったから行ってみたけど、欲しかった1階の中国現代絵画の画集はなかった。いくつか個人の画集があるだけ。1〜10番の展示室の作品の画集はあったけど750元もしてちょっと手が出なかった。 オルセー美術館展や世界の美術館の作品の画集は山積みされていた。
思ったのだけど、ブックストアの中には欧米の藝術家の画集ばかりで中国の藝術家のものは少なく、なんだか欧米礼賛だなと思った。
posted by chinausa at 18:04| Comment(0) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月10日

杨丽萍 「孔雀」

2012年11月

12年11月孔雀#.jpg

すごいものを見た。
よかったとかそういう鑑賞なんかのレベルを超えて、人はここまでできるのかと思った。
あの腕の動きはとても人間業とは思えない。
ビデオで見たことはあったけど、本物の迫力はぜんぜん違う。
第一幕「春」の中で杨丽萍が一人で舞う場面は美しすぎて何も考えられなくなる。
そんな経験は初めてだ。
こんな人はもう現れないだろうな。他の人の動きを見てもやっぱり人の動きだと思うから。
カーテンコールでは妖精に見えた。

もう一人人間業ではないと思う人がいた。舞台が始まってから終わるまで2時間ずっと廻り続けた「時間」役の子(彩旗)。あんなに廻って頭がおかしくならないのかと思った。
カーテンコールではこの子も喝采を受けていた。

杨丽萍を見られるのはたぶんこの公演が最後かもしれない。
ずっと見たいと思っていてなかなか機会が巡って来ず、でも最後に見られて本当によかった。
posted by chinausa at 11:53| Comment(2) | TrackBack(0) | アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。