2008年07月20日

7&8.王菲(フェイ・ウォン)「紅豆」(1998年)「流年」(2001年)

http://jp.youtube.com/watch?v=Xy9yr31wSQQ http://jp.youtube.com/watch?v=ZfyDSxd8zHI&feature=related C-POPといったら王菲(ワンフェイ)は外せない。 中国で彼女ほどカラオケで歌われている歌手はいないんじゃないかって思う。 「人気がある」といったレベルは通り越している。カラオケに行って彼女の歌を聴かなかったことはないくらい、中国人の心の中に入っているんだなあって感じる。 カラオケでよく歌われるのは「紅豆」(1998年)、「我愿意」(1994年)、「笑忘書/給自己的情書」(2000年)といったちょっと古い歌が多いけど決してナツメロ的な感じがしない。それは今でもずっと人気があるからなんだろうな。歌われなくなってしばらく経った後に聴くと懐かしい感じがするけど、ずっと歌われ続けているから古い感じがしない。 実際、「紅豆」なんか今でも銭柜(キャッシュボックス)っていう一番人気のあるカラオケチェーン店で歌われる人気曲ランキングにずっと入っているし、百度っていう音楽検索サイトの人気曲ランキングにもずっと上位に入っている。 王菲のことはボクがまだ中国に来る前、1999年頃に初めて知って、奇抜なメイクやその頃香港のペプシコーラの宣伝に使われた「精彩」という曲の感じからエキセントリックな印象を持っていた。 だから中国大陸にやってきて女の子たちが「紅豆」を歌うのを聴いて、「え?これが王菲?」って思った。エキセントリックな感じはどこにもなく自然にからだの中に入ってくるようなやさしい歌。 「紅豆」というのは相思相愛の象徴で、「2人の関係がずっとずっと続きますように」といった内容の歌詞。聴いているとあ〜なんだか幸せって思えてくるようなそんな曲。 「流年」は王菲の曲の中で一番好きな曲。 いきなり哀愁のあるギターのイントロで心をつかまれる。 少しアンニュイなメロディ。けだるい午後、なにをするでもなく紅茶を飲みながらぼーっとする、そんな感じ。 歌詞はやや意味不明。あいまいな思わせぶりな言葉がならぶ。 気分は"The Lady of Shalott"(アーサー王伝説に出てくる、愛するランスロットを思いながら衰弱していくシャロットの女)かな? Lady Of Shalott(Waterhouse, Lady Of Shalott, Tate Gallery, London) 「紫色の夜空、燦然と輝く星団の下、光を引きながら流星が、しばしば静かなシャロットの空の上を流れるさまに似ていた。」というテニスンの詩のくだりと、 「紫微星流過来不及説再見、已経遠離我一光年」(紫の流星がさよならを言う間もなく行き過ぎ、もう1光年も遠くに離れてしまった)という歌詞が似ている思うのはボクだけかな?
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2008年06月29日

6.液氧罐頭 「灰、藍色」(2007年)

http://www.520music.com/play/109277.htm 中国ロック。C-POPではないけど、この曲はめちゃめちゃいい。 中国ロックってライブハウスとかに行かないと聴けないしふだんなじみがないんだけど、たまにライブに行くとすごいバンドに巡り合ったりする。 広州の191spaceで液氧罐頭のライブを見た。 191space-1
当日は電気系統の調子が悪く、開演が1時間ほど遅れた上、ついにエレキギターを使うことをあきらめてアコースティックギターで行われたけど、もともとアコースティック系が好きだからかえってそれがよかった。 夜10時の開演時間を過ぎた頃から人が集まりだしてそれほど広くないバーの店内はいっぱいに。中にはグルーピーのような女の子たちも。 ライブが始まるとステージの前は立てノリでぴょんぴょん跳ねるヤツらが互いにぶつかり合うからそこにはあまり近づかないように少し遠くから見る。 191space-2
中国語のロックっていうだけでなんかエキセントリックなんだけど、中国ロックのバンドってすごくオリジナリティがあると思う。 液氧罐頭はドラム缶を楽器に使って金属的な響きを加えている。 「灰、藍色」はギターがめちゃめちゃかっこいい。 カッティングギターに気持ちが高ぶっていく。 この曲を聴いたときは久しぶりにワクワクして来てよかったって思った。 それにしてもチケット代が40元。ビール代が30元。 そんなんでやっていけるんだろうか? こういうライブハウスは続いて欲しい。 2008年6月
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2008年06月23日

PV-1.任 賢齊(リッチー・レン)「傷心太平洋」(1999年)

C-POPのベスト100曲を考えていたら、いくつかのすごく好きなPVのことを書きたくなった。 なんといっても最初はボクをC-POPの世界に引き込んだ「傷心太平洋」。 http://www.youtube.com/watch?v=ldw-fYAnrKQ このPVはしばらくの間ずっと映画の断片だと思って、まわりの中国人たちにこの映画を知らないか?あったら教えてくれ、と問い続けていた。1年ほど探しつづけてやっとそんな映画はないと悟ったけど。 ちょっと香港の任侠物っぽいつくり。田舎から都会に出てきた若者2人が任侠の世界に入って成りあがろうとする。その矢先、片割れの一人がつきあい始めた彼女を暗殺しろという指令が2人に下る。それをめぐって2人の運命が変わっていく。 彼女はどうなったんだ?2人はどうなったんだ? 妄想が広がって答えを知りたくてしかたなかった。 99年当時、街のあちらこちらでこの曲を聴いた。 よく行く床屋の女の子も歌っていた。 「神闍侶」というテレビドラマの挿入歌だったらしい。どうりで。 中国でもドラマの主題歌や挿入歌は人気がある。しかも「神闍侶」は中国人で知らない人はいない「金康」という作家の有名な小説がもとでもう10回以上ドラマ化されているお化け番組。 作曲はなんと中島みゆき。小林幸子のためにつくった「幸せ」が原曲だと後から知ったけど、まったく違う曲に聴こえる。 ちなみに「傷心太平洋」の続編らしい「橘子香水」も歌、PVともにすごくいい。 http://www.youtube.com/watch?v=MXclovqw4so
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